シロアリの羽アリが群飛するシーズンとなりました。
その年の気候や土地柄によって羽アリが飛び出す時期や数が異なり、
沖縄ですと2月、東北や北海道ですと6月に見られます。
弊社の近辺(三重県北部)で言いますと
ヤマトシロアリの羽アリはGWあたりから5月の昼間。
イエシロアリは5~6月の夜。電灯に寄ってきます。
黒蟻も羽アリになって5月~11月に飛びますが
黒蟻は木材を食べることがないので心配しなくても大丈夫です。
ではシロアリと黒蟻の羽アリの見分け方は?と言いますと
1)お腹のくびれ シロアリは寸胴で黒蟻はくびれています
2)触角 シロアリは直線状で黒蟻は「く」の字に曲がっています
3)羽の大きさ シロアリは4枚とも同じ大きさで黒蟻は前の羽が後ろよりも大きい
アイキャッチに使用している写真を参考にすると良いです(公益社団法人日本しろあり対策協会から頂きました)
そして
4)発生している羽アリの量 シロアリは何百匹と大量発生しますが黒蟻は1~2匹くらいしか見かけません
この4)が一番見分けがつきやすいのではないでしょうか?
そして大量発生したシロアリの羽アリを見つけても
「殺虫剤では殺さないでください!!」
殺虫剤から逃れた羽アリを拡散させることになり、その後の駆除が困難になります。
後から専門家に確認してもらうために2~3匹を羽が付いた状態で残し
あとは箒や掃除機で吸って片付けてくださいね。