8月から南米アマゾンでの森林火災が大きなニュースになっています。
「地球の肺」とも呼ばれるアマゾン。
アマゾンの熱帯雨林が地球上の酸素の20%を生産していることからも
今回の火災では酸素供給量の減少するのでは?と大きく取り上げられています。
また森林が再生されることにより、植物の光合成が進み
地球温暖化を加速させるのではないかという説まで出ています。
元々アマゾンの熱帯雨林地域では野焼き農業が盛んに行われ
道路建設や農業敷地を拡大するため開墾が進み
森林破壊が問題とされていました。
この開墾や森林破壊による酸素供給量の減少も大切な問題化も知れません。
しかし、私は「生態系の変化」の方が一番の問題であると考えています。
今回の火災によりアマゾンに生息していた動物や虫たちは
死滅したり多くは移動しているでしょう。
移動先では今までに生息していなかった動物や虫たちにより生態系が変わります。
それだけではなく、火災で焼失した土地で単一植物が植えられることにより
虫が生きられない環境になる可能性があるのです。
つまり虫が生息できないことにより、動物も生息できない。
ただでさえ、昨今の地球上全体の虫の減少は問題になっており
食物連鎖を考えれば、私たちの食生活にも大きく影響する火災なのです。