12月に入りグッと冷え込むことが多くなってきましたね。
朝起きるたびに「この暖かい布団から出たくない。布団の外も同じように暖かければ良いのに。」と思う方も多いのではないでしょうか?
もちろん生存していくための適温は生物によって様々ですが、人間と同じように多くの虫たちは暖かい環境が大好きです。
冬を越せず、卵を残して死んでいく虫も多いのです。
そして越冬する虫として挙げられるのはカメムシ類やテントウムシ類です。
カメムシ類やテントウムシ類の多くは秋になると建物の中に集団で入り込み、越冬する準備を始めます。
カメムシはご存知の通り、触れただけで臭いにおいが付いてしまうので嫌われる虫ですよね。
一方、テントウムシは世界中で「幸せを運ぶ虫」として良いイメージがあります。
しかし、テントウムシもうっかり潰してしまったり、危険を察知すると苦い汁を吐き出します。
テントウムシは派手で目立つ色をしているけれども、鳥たちに捕食されないのはこの苦い汁のお蔭なのです。
ですから少し注意が必要です。
もしカメムシやテントウムシが建物内で越冬していたら、数が少ない場合は刺激を与えずそっと屋外へ出してください。
数が多い場合はエアゾール系の殺虫剤で対応する方が良いでしょう。