今週もまたまた「仕事雑感」で書かせていただきます。
10日ほど前に「フランスがパリなど5都市で市内での合成農薬使用を禁止」したニュースが流れていました。
「フランスでは今年1月から、個人の庭でも合成農薬の使用が全土で禁止されていて、天然成分のもの以外は使用が認められていない。」ともありました。
詳しくは現地のニュースや資料を見てみないと分かりませんが
このニュースの書き方だと「天然成分は優れている(安全)」と考えてしまう恐れがあります。
確かに欧米諸国は日本より農薬に対して厳しい一面を持っています。
環境のことを考えれば「天然」であれば、自然への負荷も少ないでしょう。
しかし天然だから人間に対して全て安全とも限りません。
どういった工程で精製、製造したら天然と認められているのか?
そういうところまで詳しく調べていかないと本当に安全なのかは分からないのです。
私はこのニュースを見て、薬剤を使用する立場の業者として
「十把ひとからげ」に農薬が叩くのは止めて
薬剤に対してもっと理解を深めなくてはと感じました。