猛暑から一転、秋の気配が強くなってまいりました。
「あれマツムシが鳴いている」と有名な唱歌「虫の声」にもありますように、あちらこちらで虫の鳴き声が響いています。
日本では枕草子にも出てきますが、古くから鳴く虫を愛でる風習があります。これは日本だけではなくお隣の中国もです。
しかし、欧米ではこの虫の鳴き声が周りの雑音と同じように聞こえるそうで、中々意識できないと聞きます。
欧米人は鳴き声を右脳で識別し、日本人や中国人は左脳で判断しているからだそうです。不思議ですよね。
また鳴く虫で有名なのはマツムシ、スズムシ、コオロギですが、これらの虫はコオロギ科で昆虫の死骸も食べる雑食です。
一方で同じく雑食なのに嫌われる虫の代表のゴキブリ。
ゴキブリもスズムシやコオロギのように素晴らしい鳴き声を持っていたなら、好かれる虫だったのかも知れませんね。
ほんの少し身体の構造が違いが好き・嫌いと別れさせてしまうのも不思議ですよね。