先日まで夏のような暑さでしたが
このところは冷え込む日もあり、やっと秋らしい天候になりましたね。
キンモクセイも良い香りを漂わせて季節の移り代わりを感じます。
さて、そのキンモクセイも然り彼岸花も然り
ジャストタイミングで花を咲かせていると思いませんか?
花の開花条件は基本、日照時間と気温だと言われています。
例えば彼岸花は気温が20~25度になると咲き始めます。ちょうどお彼岸の頃ですね。
最低気温が20度前後まで下がってくると、地中の球根から花茎が30~50㎝メートルほど一気に伸び、
開花の時期となるのです。もし温暖化が進めば、お彼岸より遅れて咲くことになりますね。
また、キンモクセイは今年の春に伸長した新梢の葉腋に着花し、
8月上旬に花芽の分化、その後わずか50日程度で開花します。
開花した花は1週間ほどで香りが消えてしまうそうですが、
私たちにはずっと香っている感覚がありますよね?
これは、夏の異常高温による花芽分化の遅れと
2度咲きに起因しているのではないかと言われています。
花の咲くタイミングの変化は地球の環境の変化とも言えます。
四季があり、季節ごとに咲く花を愛でられる私たちは
環境の変化に敏感になることが大切なように思います。