前回に引き続き虫、ムシ、蟲のことを少し書きたいと思います。
蟲と言う字は「虫」がたくさん書かれていることから
小さく蠢きウジャウジャいる感じがして不快な生物がたくさんいるように思えます。
それならば「虫」は蟲を簡略したものでしょうか?
実は「虫」はヘビやマムシを指す漢字なのです。
蛇・蝮と表す字が生まれ、「虫」を混ぜて使うことが多くなり
「虫」の字が「ヘビ」であると分かる人は少なくなったからです。
また「虫」の字は感情を表す言葉として現在は色んな場面で使われています。
「虫の良い話し」「虫の知らせ」「虫の居処が悪い」…
昔は身体の中の「虫」が人の感情や気持ちを引き起こすと考えられていたようです。
虫も蟲もムシも何故、どうしてを探ると奥が深いですよね。