先日、「温暖化で大都市のネズミが増加している」との記事を見かけました。
日本ではドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの3種類が多く見られますが
どれも年に最低5~6回は子どもを産みます。
そして1回に6~10匹ほど産まれるため、
ねずみ算という言葉が出来るほど、ねずみは多産で知られています。
この記事では、温暖化により産む回数が増えているといいます。
もちろん暖かさが子育てのしやすさに繋がれば、繁殖行動に出るのも頷けます。
しかし、ネズミが繁殖しやすい、
つまりネズミが苦手とする生物が減少したのでは?と私は考えます。
温暖化も一因かも知れませんが、天敵の減少も考えられるのです。
どの生物でも当てはまるのですが
天敵がいなくなれば、数が増加する生物がいて
そのエリアの生態系が変化することもありえます。
生態系は微妙なバランスで成り立っています。
私たち人間が不快・邪魔と感じる生物でも減少してしまえば、
違う場所・・・例えば作物の生育に影響が出るかも知れません。
私たちを取り巻く自然環境を大切にしていくには
都合のよい事ばかりではない他の命も考えていかなければと思います。