日中は夏日となりまだまだ暑い日もありますが
朝晩はグッと冷え込むようになりましたね。
虫たちの活動には適した気温があり、
冬になると越冬できずに死んでしまう虫、
そして休眠する虫たちもいます。
晩秋から冬にかけての風物詩として有名なのが松のこも巻きです。
マツカレハから松を守るために、
晩秋のころに松の幹にこもを巻き、マツカレハを暖かいこもの中に誘導させます。
そして啓蟄のころ、こもを焼くことで害虫退治を行うのです。
このように休眠する多くの虫たちは
風の当たらない、暖かい場所に移動して冬を乗り越えますが
虫によって冬越しの仕方は違います。
例えば、カマキリやバッタは卵で冬越しをします。
カブトムシやセミは幼虫のまま、チョウは蛹になって
そしてテントウムシやアリやハチは成虫で冬越しをします。
また、ある程度低温に触れないといけない虫もあり
冬の過ごし方はそれぞれ。
大掃除などで扉の隙間に虫がいてビックリすることもありますが
寒さに耐えているんだな~と考えて、殺虫剤で殺すことなく
暖かそうな違う場所にそっと移動させることもあるのです。