4月の半ばからシロアリの羽アリが飛ぶシーズンですが
そろそろイエシロアリの羽アリシーズンが迫ってきました。
シロアリは世界中に多くの種類が生息しています。
日本では約15種類ほど確認されています。
その中で数がいちばん多いのはヤマトシロアリです。
4月の半ばくらいから見かけていた羽アリの種類です。
一方、イエシロアリはこれからが羽アリシーズンとなります。
ヤマトシロアリとイエシロアリの違いは
まず、身体の大きさ。ヤマトシロアリは3~5mmであるのに対し
イエシロアリは5~9mmほどあります。
生息地域もヤマトシロアリは寒冷地を除き、日本全国生息しています。
イエシロアリは本州、四国、九州の沿岸部や沖縄、つまり暖かい地域です。
一番の違いは身体の大きさからか
イエシロアリの被害は家全体にまで及ぶことが多く、
被害が広がるスピードも速いのです。
またイエシロアリの羽アリは
夕方から夜にかけて、街灯の灯りに集まります。
そして何より地中に巣を作り、行動範囲も広く
エサから巣まで100メートル以上離れていることもあります。
つまり、家の床下だけがイエシロアリの住処ではないのです。
沿岸部などにお住まいの方で、
街灯に羽を付けたアリを見かけたときは
イエシロアリの疑いを持っていただいて
ご自身のお住まいがシロアリ被害に遭っていないか?
ご注意くださいね。