食欲の秋と言われますが、秋には美味しいモノがたくさん溢れますよね。
さつまいもや栗、柿、梨。
そうそう。臭いはちょっと苦手ですが銀杏も美味しいですよね。
この銀杏を付けるイチョウ。
実は野生絶滅種だとご存知でしょうか?
イチョウは約1億7000万年前のジュラ紀には北半球全域で自生していたことが分かっています。
しかし気候変動(長い氷河期)により17種あったイチョウも
約1万年前には中国大陸で1種類しか残っていなかったそうです。
絶滅を免れたイチョウは宋の時代(西暦960〜1279年)に薬用・食用の効果が知れ渡り
中国全土で栽培されるようになったのです。
ですから、私たちがあちらこちらで見かけるイチョウは栽培種なのです。
今現在、自生のものは絶滅しているとか、中国のある地域でのみだとか。
「イチョウは生きた化石」と言われる所以です。
今年も金色に輝くイチョウの紅葉が楽しみですね。