昨今、「遺伝子組み換え」「ゲノム編集」された食品が市場に出回るようになってきました。
「安全」と謳っていても、遺伝子が変更された食品を口にして良いのだろうか?と
不安に思う方もまだまだいらっしゃると思います。
「遺伝子組み換え」とは外来の遺伝子を細胞に入れて新しい形質を付け加えるもの。
「ゲノム編集」とは元々持っているゲノムDNA上の特定の塩基配列にハサミを入れ、
修復機能を活かして変化させるもの。
外から手を加えるか内に手を加えるか、の違いがあります。
将来、食料不足が危惧される中で昆虫食が注目を集めているのは、このコラムでも何度か書いてきました。
日本でも世界でも古来から食す文化があり、昆虫食のバラエティーが増えることは問題解決となりますよね。
しかし、食品アレルギーを持っていて食べられない人もいるというデメリットもあります。
そんなアレルギー問題をゲノム編集で解決しようと研究されている人がいることを先日知りました。
例えば、コオロギ。
甲殻類(エビやカニ)のアレルギーと同じアレルゲンがあります。
このアレルゲンを除去することで世界中の人が食べられるというのです。
ここまで昆虫食研究が進んでいるのか!という驚きと、
昆虫食に対しての、安全に口にすることが出来るルール作りが早急に必要だと感じました。