先週は11年前の3.11を思い出させるような大きな地震がありましたが、皆さまご無事でしょうか?
日本は地震の多い国です。
江戸時代以降、大きな地震が起こる度に建築に関わる法律が改正され
「地震に強い建物」が求められてきました。
石の上に柱が乗っているだけの簡素な建て方から、建築物を支える「基礎」が必要となりました。
その「基礎」もブロックからコンクリートに変化。
火打ちや筋交いといった土台や梁、壁をしっかりと固定する部材も必要です。
このように固定して「地震に耐えうる」ことで倒壊を防ぐことができるようになってきました。
これを耐震と言います。
一方、建物が揺れないと家の中にあるものは、
地震の揺れの影響を大きく受けて倒れたり飛んできたりします。
とても危険ですよね。
そこで建物を筋交いなどで固定するのではなく、
建物の土台と地盤との間に「免震装置」を設置することで地震の揺れを建物に伝えにくくする工法が生まれました。
これを免震と言います。
また近年では制震ダンパーと呼ばれるものを壁内に設置することで、
建物の揺れを抑える工法もあります。
これを制震と言います。
地震の他、日本は自然災害が多い国と言われています。
確かに大雨や豪雪、河川の氾濫も増えてきている感覚があります。
災害は起こって欲しくありませんが、もしものために避難方法や連絡方法などは
会社内そして家族でもしっかりと話し合っておきたいものですね!