自然界の不思議⑩

2020年、世界中に新型コロナウィルスが広がり今も収まる気配がありません。

感染予防の対策としてマスクやソーシャルディスタンスが当たり前となりました。

 

実は昆虫であっても、身を守るために距離を取ることがあります。

例えばミツバチ。

 

ミツバチの感染症として有名なのはアメリカ腐蛆病(ふそびょう)です。

幼虫が感染すると死亡するのですが、その死亡した幼虫から芽胞が形成されます。

 

しかし、死亡した幼虫からは芽胞が形成される前から特殊なフェロモンを発しています。

芽胞が形成される前に成虫がフェロモンに気付き

死亡した幼虫を巣の外に出せれば、巣の中で感染が広がりません。

巣の外に追い出せなければ、巣の中が汚染され感染は繰り返されてしまいます。

 

巣の外に追い出せるか追い出せないかは、その幼虫が感染したか?によるようですが

この危険を察知できる能力は素晴らしいですよね!

 

さて、人間界ではコロナに感染すると周囲の人から心無い言動を受ける人もみえるようです。

感染予防のためにソーシャルディスタンスは必要ですが

コロナに感染したからと言って、心の距離を取ってしまうのは悲しいことですよね。

一日も早いコロナの収束を願うばかりです。

 

 

 

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