地球上の生物にはとても驚く機能を持っていることが多いです。
以前お話したハチの巣のハニカム構造であったり色素であったり・・・
そしてその機能を研究し、製品開発が行われ、私たちの生活に役立っています。
さて、昨年から世界中に広まったコロナウィルス。
日本で感染が広がり始めたころには「抗菌グッズ」が手に入らない状態となりましたよね。
実はこの抗菌効果を持った身体の構造をしている昆虫がいます。
それは・・・トンボやセミです。
トンボやセミの羽の表面には等間隔に並ぶ「ナノピラー(極微細突起)」と呼ばれる構造となっていて
細菌は、この表面に付着すると粉々に切り裂かれ、体液が流れて死んでしまうのだそうです。
また耐水性もありますので、死んだ最近は羽から流れ落ちてしまうのだとか・・・。
化学薬品を使わなくても抗菌機能があるなんて素晴らしいですよね!
今はまだ製品にはなっていないようですが
様々な企業が注目している構造です。
今後が楽しみですね!