今日は節分ですね。
この冬は暖かいですから「春が来る」喜びは少ないような気がします。
ご存知のように節分は「立春」の前日です。
豆まきは元来、中国からから伝わってきた風習ですが
季節の変わり目には邪気が生じるとされ
その邪気払いをするための行事なのです。
邪気=鬼を指し、豆まきのほかには
臭いものには邪気払いに効果があると
焼いたイワシの頭を柊に刺した
「ひいらぎいわし」を飾る風習もあります。
この「ひいらぎいわし」のイワシの頭を焼く際に
「虫の口焼き」と言い、唾を吐きかけ
作物の害虫を退治する呪文を唱える地域もあるのだとか。
地域ごとの習わしも興味深いですが
やはり昔の人は虫=蟲であり
「腹の虫」「間の虫」など表す言葉だったのだなと思います。