自然界の生き物はとても不思議です。
ヒトは「思考」がありますが
もっともっと小さな生物にも思考があるのではないか?
そう思わせるものがあるのです。
例えばタイワンアリタケ。
これはアリに寄生する菌です。
胞子がアリの外骨格表皮に付着すると菌は表皮を溶かしてアリの体内に入り込みます。
菌は脳以外の筋肉などに繁殖し、最後にアリを木に登らせます。
木に登ったアリは葉脈を噛むと、顎が外れなくなります。
そしてアリを殺して、菌糸を伸ばします。
実はアリを登らせた場所は、他の仲間のアリ達が通り道の真上。
そう、またそこから胞子を放ち、アリ達は犠牲となっていくのです。
この一連の流れを考えると寄生菌にも思考があるように思えてなりません。
※写真はWikipediaから頂きました。