3月に入り、春を感じる瞬間が溢れていますね!
2019年は3月6日から春分までの15日間が啓蟄です。
啓蟄とは、二十四節気の一つで、冬眠していた虫が春を感じて土の中から出てくるころを指します。
この啓蟄のころに行われるのが薦外し(菰外し)です。
薦(こも)とは藁で作ったムシロの事を言い
11月ごろに松の幹に撒きつけ、春先に薦を外して焼却することで
越冬している、松の害虫であるマツカレハの幼虫を駆除するのです。
ところが実際には、薦の中にはマツカレハの天敵となるヤニサシガメなども越冬しているため
薦巻きを中止しているところが多くなってきました。
この時期の風物詩が無くなるのはさみしいものですが
天敵まで駆除してしまうのでは仕方ないですよね。
暖かさも増して、本格的な春はもう少し先ですが
心がうきうきと軽やかになる季節は楽しみです。