家のはなし①

家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、耐え難き事なり。

兼好法師の有名な徒然草の一節です。

 

これにあるように、昔の家は日本の蒸し暑い夏の気候を考えて作られていました。

そのため冬は衣服を着こむことによって、寒さに耐えていたようです。

しかし冬の寒さも嫌ですよね。

この一節には、天井の高さは冬寒く燈暗し、と続きもあります。

夏を考えたら天井が高い方が涼しいと思いますが、何だか矛盾してますね。

 

日本は夏は大変蒸し暑く、冬は非常に寒くなる。世界でも寒暖差の激しい地域です。

また台風、地震と自然災害も多いですよね。

 

このことから生命・健康・財産の保護のため、大正8年制定の市街地建築物法そして昭和25年の建築基準法~と法律が出来、日本の気候や自然災害の教訓を取り入れています。

 

様々な観点から住宅建築の様変わりを次回から少しお伝えしたいと思います。

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